仲のいいカーコレクターの方のご好意で、ダッジ・ヴァイパーで一日ドライブ。
現行型2代目は、日本ではかなりレアなクルマだと思います。乗ったのはコンバーですが、確かデビュー当時はコンバーチブルしかラインナップしていなかったと記憶しています。ちなみに幌は手動式になります。
シャープでエッジィでとってもかっちょいいスタイリング。フロントが長いのはフロントにエンジンを搭載するため。エンジンルームを肉眼で見る限り、完璧なフロントミッドシップ。エンジンはな・な・な・なんと8リッターのV10エンジンだとか(資料無しなので間違ってたらゴメンナサイ)。
ドロロロ…と図太いエンジン音にビビリながら、おそるおそるクラッチをつなぎます。……一度動き出しちゃえば意外にも運転しやすい印象。おー快適快適と思ったのもつかの間、車内が暑い‥。何が暑いって、ヴァイパーはサイドマフラー。ちょうど運転席の左側のサイドシルあたりを排気管が通っているから、エンジンを回せば回すほどシート横あたりにモワ~っと熱がこもる感じ。さらに停車すればマフラーから排気されたと思われる排気ガスの熱がまたまたモワ~っと外から入り込んでくるし、サイドマフラーってちょっと夏はつらいかも。
でも走りはすごくいい感じです。最高速とか、ハンドリングとかを試す腕はコレぽっちも無いので簡単な感想しか書けませんが、8リッターの怒涛のトルクはとにかく圧巻。あまりに加速Gがすご過ぎて(振動も凄いけど)、ギアがスポッと抜けてニュートラルに戻ってしまうのはご愛嬌。勝手なイメージだと苦手そうなコーナリングだって、全然楽しいですから。アクセルワークをちょっぴり派手にやっても、安定していて危なっかしい感じはしませんでした。
この前日本に上陸した正規ダッジでも、残念ながらヴァイパーは扱わないようですね…。とてもカッコよくて乗ってもイイクルマなので、今後の展開を是非期待したいトコロ。